市民議論の結果を市政に反映へ

2008年12月13日

Posted by Nextbaron 津田正顕 號称塾 at 06:00 │Comments( 0 ) └滋賀県民に対する提言
滋賀県草津市は市総合計画基本構想の策定作業において、無作為で抽出した市民に依頼して市政のテーマを議論してもらう、新たな市民参加の手法を取り入れるという。

滋賀県草津市が新たな展開を見せている。

市民の参加を呼びかけているが、これは実際にどのような期待が市役所や政治家にあるのか。本当に彼らは市民の声がほしいのか、それとも単なるパフォーマンスなのか。もちろん前者であると期待したいが、実際にその会議に選ばれた人がどのようなことを準備して、当日に臨むべきかについて考える。将来的に実際に行く人々の参考になることを切に祈る。

会議のテーマを「地域での子育てと高齢者の生活」に絞っているため、身近なテーマである。意見は様々なものが出るだろう。そこで、参加者には以下のことを準備をして会議に臨んで頂きたい。

1. 自分に関連する問題点の列挙
2. ご近所さんの問題点の列挙
3. 自分達としてどのようにご近所さんと係わり合い、自分やご近所さんが抱える
   問題を解決できるのか

以上である。まずは行政がどのようにかかわるべきかを一切考えることなく、自助努力でどのように問題を解決できるかを考え、その後にその解決方法をどのようにして大規模に展開すべきかを行政という観点から考えるということである。

もちろん問題解決者としてのスキルを養っている人は逆の発想、つまり全体の俯瞰から問題を捉えることもお勧めであるが、そういうことに興味がなかった人は、自分の周囲の問題から社会としてどのように捉えるべきかについて考えてほしい。

全参加者が上記の準備をすれば会議は簡単に進むだろうが、実際はそうならないだろうから、実際の会議では以下の点に注意をして望んで頂きたい。

1. 他の参加者がどのような準備をしてきたのか、またはどのような発想や
   問題意識を持っている人なのか
2. 自分の意見・考えと何が異なり、何が同じなのか
3. 他の参加者の求める最終的な提案・解決策は何なのか

最終的に求めているものが同じでも、言い方が異なれば全く違うものを求めているように聞こえるのは、皆さんよく経験されていることと思う。

特に実際の自分の生活に関わることであればほとんどの参加者はニーズと問題意識を強く持っており、議論が極めて錯綜しやすい状態に陥る。

全く知らない者同士が一堂に会して数回の会議で結論を出すということは至難の業である。市役所の職員がそこまで会議の運営(議事進行)に優れているとは思えない。もちろん私もそこまでの会議の運営にはまだまだスキル不足で自信がない。

そのため、上記の基本的なスキルが実際の重要な会議で多少なりとも効果を発揮することを切に望む。もちろん、私、
津田正顕  號称塾(ごうしょうじゅく)  info@goshojuku.com

にご相談頂いてもOKですよ。


□ ホワイトベース・ブログ「ビジネスに感動を」からの転記記事。




同じカテゴリー(└滋賀県民に対する提言)の記事
 滋賀県草津市の同志を大募集! (2008-12-12 06:00)
 一人暮らしのお方へ、朗報です! (2008-12-11 18:00)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。